おにたま(オニオンソフト)のおぼえがき
アーケードという異空間
最近すっかりこればっかりで申し訳ないのですが、アーツ千代田3331で開催中のパックマン展(PAC-MAN展)についての話題。
いよいよオープンして、多くの方に見てもらう時を迎えられました。展示会の内容については、すでにニュースサイトなどで詳しく解説しているので、まだ知らないという方はこちらをどうぞ。
パックマン展がスゴすぎる! 生みの親も驚くほどの品揃え – ファミ通.com
http://www.famitsu.com/news/201010/01034332.html古今東西,ありとあらゆる「パックマン」が集結! 生みの親も現れた「パックマン展 ─ 80’s to 10’s ゲーム&カルチャー」オープニングセレモニー – 4Gamer.net
http://www.4gamer.net/games/120/G012002/20101002004/週末散歩:パックマンを遊びつくせ!「パックマン展」――初代アーケードから最新3Dアニメまで – ITmedia Gamez
http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/1010/01/news103.htmlよくぞここまで集めました! 30周年を迎えた『パックマン展 ─80’s to 10’s ゲーム&カルチャー』開催 – 週刊アスキーWeb
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/025/25737/20タイプ以上の『パックマン』が遊べる!『パックマン』展に急げ!!の巻 – Gpara.com
http://www.gpara.com/pickupnews/akiba/155/ゲームの可能性を広げた80年代のミッキーマウス 「パックマン」今昔物語 – 日刊サイゾー
http://www.cyzo.com/2010/10/post_5632.html『パックマン』30周年を振り返る展示会が開催中 – インサイド
http://www.inside-games.jp/article/2010/10/02/44803.html世界に愛され30年… 「パックマン展」で遊んできました! – ロフトワーク
http://beta.loftwork.com/blog/pickup/packman-30th/『パックマン』30周年を振り返る展示会が開催中 – GameBusiness.jp
http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2202
で、この中の古いアーケードゲーム機やパソコン、家庭用ゲーム機などでコツコツと協力をしてきました。昔見慣れていたはずの機械も、実際に並べてみると古さとオシャレ感がマッチしていて結構いい感じでした。
ピンボールに至っては、たまたま自分の部屋に置いてあったものを慌てて少し修理して出したもので、見慣れているだけに何とも不思議な感覚です。
今回のゲーム展示で特徴的なことは、立って遊ぶゲーム機(アップライト筐体)が多いことです。もともとアーケードと呼ばれるアメリカのゲームセンターでは、座って遊ぶゲームはごく少数で、大半は立ったまま固いレバーを操作することが多かったのです。
そんな風景にちょっとワクワクしました。この「ちょっとワクワク」は、懐かしさもあるのですが、それだけではありません。この展示会で感じたのは見慣れない、想像のつかないゲームが多く並んでいるという異空間ぶり。そういえば、わけのわからない物が並んでいて、わけのわからないうちにお金を入れている、というのが子供の頃のゲームセンターでした。それこそがワクワクなんじゃないかな。
たとえば、BABY Pac-Manなどはビデオゲームの世界でパックマンが脱出口に入ると、下にあるピンボールに球として登場するというすごい展開のゲームです。他のゲームも操作を含めてすぐに遊び方がわからないものも多いです。
そういった突き放された感覚が、異世界とか異空間に迷い込んだ気分を増しているのかなと思ったりしました。そういった意味では、現在のゲームセンターは、親切すぎてわけのわかるものしか置いていない印象です。
会場には、子供連れの家族も大勢来ていました。その子供たちが、自分が子供の頃にワクワクしていたのと同じ気持ちで、この展示会を見てくれていれば何よりです。
あ、あとパックマン展はゲーム機だけじゃなく、アニメの上映やグッズや開発資料の展示、パックマンを使ったアートなど幅広く楽しめるのでそちらもぜひ。そして休日に開催されているトークショーもお見逃しなく。特に10/10、10/11には私も出るので宜しくお願いします(^^
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10/2(土)からパックマン展開催します
告知です。今年30周年を迎えたゲーム「パックマン」を記念した展示会、「パックマン─80’s to 10’s ゲーム&カルチャー」展、略してパックマン展(PAC-MAN展)が10/2(土)から開催されます。
なぜここで告知するのかと言うと、主にパックマンの歴史を紹介するコーナーで用意される機材などでお手伝いをしているからなのです。7月頃からちまちまと準備してきたものが、いよいよ公開になるということで感慨深いです。詳細は以下のページにありますが、是非足を運んでもらえると嬉しいです。
http://pacman.com/ja/exhibition/index.html
場所は、アーツ千代田3331という所で、秋葉原かまたは末広町などから歩いて行くことができます。入場は無料です。
見どころは色々あると思うのですが、歴代のパックマンが遊べるコーナーには、アーケード筐体、パソコン、家庭用ゲーム機などが様々な協力のもとに集められています。多くの人は、迷路でドット(クッキー)を食べるパックマンしか知らないかと思いますが、改良版となるスーパーパックマンやパック&パル、日本未発売のミスパックマン、ジュニアパックマンからピンボールと合体したベビーパックマンまでほぼすべてのアーケード(業務用)パックマンが揃っています。また、ファミコン以前の家庭用ゲーム機で動いているパックマンや、PC-6001、MSXといった古いホビー用パソコン上のパックマンも一同に集められています。古くても動作するものは、できる限り遊べるようになる予定なので、ある意味では古いゲームハードを体験できるいい機会になるのではないかと思います。
さらに目玉として、土日祝日にはトークショーが開催されます。全部で5回予定されている内容を1つ1つ見ていくことにしましょう。(公式ページより引用)
10月2日(土) 15:00 ~ 16:00
トークショー『ころがるパックマン~ゲームの外のお話』
出演:
岩谷徹(東京工芸大学芸術学部教授)
高橋慶太(バンダイナムコゲームス)
伊藤ガビン(ボストーク/女子美術大学短期大学部教授)
初日にふさわしいビッグゲスト、パックマンの生みの親として世界的に有名な、岩谷徹氏が登場します。さらに、バンダイナムコゲームスで「塊魂」「のびのびBOY」などのゲームを手がけた高橋慶太氏、ゲームデザイナーで古くからビデオゲームに関わってきた伊藤ガビン氏も加わり、どんな話が展開するのか楽しみなイベントになっています。
10月3日(日) 15:00 ~ 16:00
トークショー『ドットトーク』
出演:
Mr.ドットマン(バンダイナムコゲームス)
藤本“ANI”健太郎
伊藤ガビン(ボストーク/女子美術大学短期大学部教授)
そして次の日も注目です。Mr.ドットマン氏は、パックマンも含めて当時のナムコ製ゲームのデザインを幅広く手がけていた方です。ドット絵というジャンルを開拓したと言っても過言ではないMr.ドットマン氏の話を聞くことのできる貴重なイベントです。
10月9日(土) 15:00 ~ 16:00
講演 『パックマンから考える新しいコンテンツのビジネスモデル』
出演:
細井浩一(立命館大学映像学部教授)
細井浩一教授は、立命館大学映像学部で経営学、コンテンツ産業論などを通じてゲームを含めたコンテンツビジネスの教育と研究を推進されている方です。また違った視点から見るパックマンの全体像もまた興味深いです。
10月10日(日) 15:00 ~ 16:00
トークショー 『高井商会・高井社長のアーケードゲーム商売繁盛記』
出演:
高井一美(高井商会 社長)
おにたま
サイトウ・アキヒロ(立命館大学映像学部教授)
高井一美氏は、長年に渡って高井商会でアーケードゲームを扱ってきた時代の証人であり、古いゲームの保存と整理を実践されている方です。私も以前にOBSの企画「基板大好き」で取材させて頂いて、その保有量と情熱に感銘を受けました。興味のある方は、こちらのビデオもぜひ見てみてください。
そしてなんと、私も出演します。あくまでも聞き役ですが、色々と貴重な話を引き出せればと考えています。
さらに、サイトウ・アキヒロ氏は、立命館大学映像学部の教授でゲームニクス理論を提唱するなどビデオゲームの世界に大きく貢献されてきた方です。この展示会の企画監修もされていて、どんな話が飛び出すか私自身も楽しみな回です。
10月11日(月・祝) 15:00 ~ 16:00
学術座談会『イノベーションという視点から見たパックマン』
出演:
サイトウ・アキヒロ(立命館大学映像学部教授)
中村彰憲(立命館大学映像学部准教授)
おにたま
中村彰憲准教授は、ゲーム産業論などが専門で国際的なビジネスの構造を研究されています。この回では、アーケードのパックマンが登場した時代の背景と、その後のゲーム産業発展に繋がったイノベーションについて座談会形式で話を進めます。
どれも他では見ることのできない貴重なイベントになるはずです。ぜひ、生で観覧頂ければと思いますが、どうしても行けないという人のためにustreamで会場から中継を行ないます。おなじみOBSLiveのチャンネルで、5回のトークショーすべてを生放送する予定ですので、チェックしてみてください。
USTREAM : OBSLive Channel
http://www.ustream.tv/channel/obslive
追って展示する機材の詳細やイベントの内容などもお知らせしていきたいと思いますので、お楽しみに。
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SOWN2010終了
- 2010-09-20 (月)
- SOWN
センス・オブ・ワンダー ナイト2010、無事終了しました。
http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2010/sown/
いままでは客席から見ていましたが、プレゼンを審査員席から見ることができて嬉しい限り。プレゼン作品は決めたものの、どんな人が来て、どんなプレゼンをするのかは分からないので、新鮮な気持ちで楽しむことができました。
いずれ、作品プレゼンのビデオも公開されるはずなので、まだ見ていない方もそちらで楽しめると思います。
プレゼンの順番は聞かされていませんでしたが、「ラブプレス++」が最初に来たのはびっくりです。そして見事にスタートダッシュを決めてくれました。イランやドイツなど遠方から来た皆さんも含めて、スムーズなプレゼン進行で、もうちょっと長くディスカッションしてもいいかなと思ったりしました。
特に「Everything can Draw!」「音楽マインスイーパ」などどれもいい作品だったと思います。あと「Ulitsa Dimitrova」は、内容がかなりブラックで、会場のテンションは大丈夫なのか心配していましたが、そのあたりもうまく乗り切った感があります。
国際的にも注目されている日本のイベントということで、以下のサイトで作品の画面や動画が紹介されています。
http://indiesuperstar.com/archives/1358
商業的に大成功するか大失敗するか、両極端な結果を生み出しそうな作品ばかりの印象ですが、将来の芽という意味では、色々な人を掘り起こしていると思います。次回の開催も楽しみにしたいですね。そして日本の開発者もどんどん世界に進出していってくれることを願っています。
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次回OBSLiveは9/18日(土)20:00から、ZIZZ STUDIOさんから生放送
- 2010-09-11 (土)
- おにたま放送局
※この生放送は終了しています。
アーカイブはこちら。
またまたOBSLiveの当日が近くなってきました。9月18日(土曜日)の20:00から以下のURLで行ないます。
http://www.ustream.tv/channel/obslive
次回は、ZIZZ STUDIOさん協力のもとスタジオから生放送をお送りしちゃいます。ZIZZ STUDIOさんは、アニメからCM、ゲーム音楽まで幅広く音楽制作をされているチームで、磯江俊道さんを中心に、江幡育子さん、いとうかなこさん、CRYEDさん、A.m.u.さんなど多くのアーティストとともに作品を発表しています。アーティストの方々も当日ゲストで出演して頂きますのでお楽しみに!
そしてもちろん、レギュラーコーナーなどもある盛りだくさんな内容でお送りする予定です。
8月に放送した相原隆行さんゲストの録画も以下のURLで公開中です。
まだ見ていない方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=fJuSh14DH4Q
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HSP3.21のUSB制御モジュールアップデート
各種USBハードウェアをHSP3.21から制御する方法について以前にも話題にしました。
その後、色々と新しいハードウェア対応や不具合の修正を行なったので、アップデートしたモジュールを公開します。将来のバージョンでは、これらのモジュールも同梱する予定です。
まず、ドライバいらずで安価に作れるHIDaspxですが、制御用のDLL(hidmon.dll)がアップデートされたことを受けていくつかモジュールも修正しました。これにより、新しく「ヒダピオ学習回路」もHSP3から使用可能になります。ヒダピオは、HIDaspxを採用した学習教材で株式会社トップマンさんからも発売されています。従来のモジュールでは機器のシリアルIDの解決方法が異なっていたためアクセスできませんでしたが、新しいモジュールでは商用機器として初期化することで使用可能です。
また従来からあるUSBの学習キット(USB-IO)ですが、こちらもモジュール(mod_usbio.as)の不具合を修正しました。これは、K-Kさん(びんずめ堂)が作成したUSBIOプラグイン及びモジュールと同様のものです。HSP3の場合は、DLLを使わずにモジュールだけでUSBIOの制御を行なうことができます。
USB-IOは、テクノキットさん、Km2Netさんからもキットや完成品が販売されていて、入手もし易く使い勝手も良いハードです。私も今回テストでテクノキットさんのUSB-IO/インバータボード使用させて頂きましたが、手軽に実験ができて汎用性もあることに感動しました。
上の写真で一番手前にあるのが、USB-IO/インバータボード(USB-IO/IVB)、左上がヒダピオ学習回路、右上が汎用USB-IOボードです。USB-IO/IVBは、ボード上のLEDだけでなく12bitの出力、4bitの入力を制御することができ、色々な応用が可能になります。ここでこっそり発表しちゃいますが、今回のHSPプログラムコンテスト2010では、協賛もしてくれているテクノキットさんからこのUSB-IO/IVBを10名に副賞として贈られる予定です。このボードは完成品なので、ハンダ付けをすることなく接続するだけですぐ使うことができます。他にも、Km2NetさんからもHSPプログラムコンテスト2010のために、書籍やUSB-IOの副賞を提供頂いています。
そんなわけで、HSPからのUSBハードウェア制御はこれからも充実させていきたいと考えていますので、一人でも多くの人が興味を持ってくれると嬉しいです。
アップデートされたモジュールをすべてまとめたアーカイブがこちらです。
hsp321usbio.zip (20.1 KiB)
HSP3.21がインストールされているフォルダに、hsp321usbioフォルダの内容を上書きすることでアップデートされます。サンプルも含まれていますので試してみてください。また、不具合や問題があればお知らせください。
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次回OBSLiveは8/21日(土)20:00から、ゲストは相原隆行さん
- 2010-08-12 (木)
- おにたま放送局
※この生放送は終了しています。
アーカイブはこちら。
恒例のOBSLive、またまた来週末にやります。8月21日(土曜日)の20:00から以下のURLで行ないます。
http://www.ustream.tv/channel/obslive
次回のスタジオには、ナムコ在籍時から多くのゲームミュージック作品を発表している相原隆行(Studio Carnaval)さんをゲストにお迎えします。
ご自身のことや音楽のこと、お宝など色々聞いていきたいと思いますのでお楽しみに!
その他、レギュラーコーナー、特集など盛りだくさんな内容でお送りする予定です。
TECHNOuchiさんゲストの7月の録画も以下のURLで公開中です。
http://www.youtube.com/watch?v=dzme4ICgqL0
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HSPプログラムコンテスト2010応募開始
いよいよ、HSPプログラムコンテスト2010のホームページを正式オープンし、作品の応募を開始しました。早くもサーバーの方には作品が寄せられています。
色々な趣向を取り入れながら続けているコンテストですが、今回は「みんなで作る」をコンセプトに作品を作る人に向けてサポートを強化しています。今回は普通のコンテストとは違い、未完成の応募作品も受け入れています。作品の完成度を%で表示し、コンテストの応募期間内にユーザーとともに完成を目指すといったスタイルを取ることができます。その際に製作の協力者を同時に募集することができ、うまくいけば作品を見た人が手伝ってくれる可能性もあります。もちろん完成した作品を見て評価するためのネット審査員システムも引き継いでいます。こうした形で自作ソフトを発表するプラットフォームになってくれることを期待しています。
コンテストは始まったばかりですが、今後も暖かく見守っていってください。そしてぜひ、あなたも参加してみてください。
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古いコンピューター雑誌を見てみよう
- 2010-07-18 (日)
- レトロPC
誰が編集してくれたのかわかりませんが、ウィキペディアの「おにたま」項にはI/Oなどの古い雑誌収集物を持っていることが書かれています。確かに古い雑誌色々あるんですが、かなりの部分は人から借りたり、もらったりしたもので当時から保管してきているのはテクノポリス誌くらいです。
で、せっかくなので古いコンピューター雑誌がどんなものか紹介してみたいと思います。今見るとつっこみ所というか「?」な部分が多く楽しいのですが、一度には紹介しきれないので、少しづつ様子を見ながら続けてみたいところです。
さて、というわけでI/Oの1977年3月号(工学社刊)です。
いきなり30年以上前、古すぎの雑誌です。
I/Oは、日本最古のマイコン(パソコン)専門誌と言われていて、アスキー(ASCII)などの雑誌もここから生まれていきました。このころは、まだ電子工作(ハードウェア)に詳しい一部の人たちだけがコンピューターを知っている時代で、そういった人たち向けのホビー情報を載せた雑誌という色が濃かったのです。
表紙に「TVゲームを作ろう!」と書かれていますが、これはプログラムを組んでゲームを作るのではありません。電子回路を自分で設計してTVにつないで遊ぶゲームを作ろうという記事です。ファミコンでゲームするからファミコンを作りましょう的な壮大さを感じます。実はこの時代、家庭用テレビゲームとしてテニスゲーム(PONGの亜流)が広く普及していて、そのための(テニスゲームに特化した)ICチップが安く出回った時期でもありました。そのため、わりと安くTVゲームを自作できたという背景があるのですが、それでも道のりが遠くて大変そうです。
他にも音の出るハード(シンセサイザー)を自作したり、オシロスコープで絵を出す方法など一筋縄で行かない記事が続きます。つまりこの時代はハード。あくまでも電子回路が中心だったのです。中を見てもフログラムリストなどはなく、回路図が延々と掲載されていたりします。
そんな中、今見てもわかる記事がこちら。
秋葉原のマップです。今とはかなり違っている当時の様子を知ることができる貴重な資料です。
ついでにもう1冊紹介してみます。
「マイコン時代~あなたは生き残れるか?~」と題したビジネスマン向けのムック本(中央公論社刊)です。昭和56年(1981)に発売されたものですが、当時急速に普及を始めたマイコン(パソコン)に対して不安を煽るようなすごいタイトルです。表紙は芸術家の岡本太郎氏が当時最先端のコンピューターを使って描いたCGで、本の中身はかなり本気で作られています。(同じタイトルのテレビ番組が放映されていたようですが、当時見ていないので知らないです…。)
この中に「ゲーム入門」という気になる章があります。コンピューターを使ってゲームができる、あるいは作れるということを説明するもののようです。
「マイコンゲーム」「テレビゲーム」「インベーダーゲーム」を比較した表が載せられていますが、当時の認識というかビジネスマン向けの分類には首をかしげてしまいます。
この記事を書いた人がマイコン時代に生き残れたのか気になりますが、コンピューターもゲームも急速に進化をして現在に至っていることがわかります。そして、昔の様子や歴史の経緯から、現在に通じる遊びの本質や進化の方向など見えてくるものがある気がします。
そんなわけで、他の雑誌もいずれ紹介してみたいと思います。
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HSPプログラムコンテスト2010始動!
HSPプログラムコンテスト2010のホームページを仮オープンしました。
http://hsp.tv/contest2010/
おなじみ…かどうかはわかりませんが、2003年から続いていて累計3400本以上の作品が寄せられている、自作プログラムの祭典です。毎年暑い夏の季節に、数多くの熱いプログラムが寄せられるのが楽しみになっています。
まだ仮オープンということで詳細はおいおい発表していきますが、「みんなで作る」ことをテーマにして様々な連携、コミュニケーションの機会を提供していきたいと考えています。そして今年もイベントなどに積極的に参加していくつもりなのと、応募作品の紹介動画「コンテストTV」はぜひUSTREAMで生放送したいところです。
ということで、正式な応募開始は8月1日からです。今後も、コンテストのトップページに注目していてくださいね。
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次回OBSLiveは7/3日(土)20:00から、ゲストはTECHNOuchiさん
- 2010-06-27 (日)
- おにたま放送局
※この生放送は終了しています。
アーカイブはこちら。
次回のOBSLiveがいよいよ来週に迫ってきました。
おなじみ(?)のUSTREAM生放送も5回目ということで、7月3日(土曜日)の20:00から以下のURLで行ないます。
http://www.ustream.tv/channel/obslive
次回のスタジオでは、ゲームミュージックからクラブミュージックまで多くの作品を発表しているテクノウチ(TECHNOuchi)さんをゲストにお迎えします。自宅の様子を撮影したレアなビデオ映像とともに音楽のこと、ご自身のことなど色々聞いていきたいと思いますのでお楽しみに!
その他、レギュラーコーナー、E3特集など盛りだくさんな内容でお送りする予定です。
5月の録画も以下のURLで公開中です。
http://www.youtube.com/watch?v=d5gtdsw8_ns
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