おにたま(オニオンソフト)のおぼえがき
基板大好きシリーズ未公開新作
11月のOBSLiveも無事終了してホッと一安心。HSPコンテスト特集ということで、いままでOBSLiveを見ていなかった人も多く、謎のコーナー(ちっちゃいの大好きやlilo channelとか)が入っていてどう思ったのか気になるところです。
そんなOBSLiveコーナーの1つ、「基板大好き」がここのところ放送できていません。10月はパックマン展トークショーの中継、11月はHSPコンテストとイベントが相次いだため、残念ながら差し込むチャンスがありませんでした。
「基板大好き」は、古いアーケードゲームを中心に歴史的な価値のある映像などを取材する企画です。過去の映像は別なページにまとめられていますが、すでにかなりの量になっています。
http://onitama.tv/obsweb/pcb.html
もともとは、基板コレクターの「うらにあ」さんとともに業務用ビデオゲーム基板を紹介するという企画で始まったコーナーだったのですが、いつのまにか古いゲームが置いてある場所に出かけて行ってキャビネット(筐体)をまるごと紹介するスタイルが多くなっていきました。
ちなみに、再生回数が一番多いのはなぜか「横浜ドリームランド」のゲームセンター。2001年に収録したものですが、言いようのない古さが漂っています。
9月のOBSLiveでは、もともとの趣旨に立ち返って基板を紹介するスタイルで制作してみました。
で、そろそろ新しいシリーズをOBSLiveで流していきたいのですが、2月から続いている「パシフィックピンボールエキスポ(Pacific Pinball Expo)2009」のレポートをまだ全部公開できていません。もともとかなりコアなイベントのレポートだし、もう1年前のことになってしまうので、OBSLiveで放送できなかった回を、順次公開していくことにしました。そんなわけで、基板大好きの未公開新作、よかったらご覧ください。
この回のポイントは、世界で初めてボールを弾き返す「フリッパー」の仕組みを搭載したマシン「Humpty Dumpty」が登場する点です。それまで、ボールを発射したら見ているだけだったピンボールに革命をもたらした様子がわかります。
パシフィックピンボールエキスポ2009 (Pacific Pinball Expo)(5)
パシフィックピンボールエキスポ2009 (Pacific Pinball Expo)(6)
次回、12月18日放送のOBSLiveでは、Pacific Pinball Expoとは別のスポットを紹介する予定ですので、そちらもお楽しみに。
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次回のOBSLiveは11/27(土)、HSPコンテスト特集・ゲストにチームグリグリのオガワコウサクさん
※この生放送は終了しています。
アーカイブはこちら。
またまたOBSLiveの放送日が週末に迫ってきました。11月27日(土曜日)の20:00から以下のURLで行ないます。
http://www.ustream.tv/channel/obslive
次回は、HSPによる年に一度のイベントとなるHSPプログラムコンテスト2010を特集したコンテストTVスペシャルをお送りします。
アマチュアの皆さんが作ったソフト作品をスタジオで紹介するコンテストTVは、いままでも制作していましたが、今回は初の生放送に挑戦します。すでに応募作品は締め切られており、一次予選通過作品も発表され後は入賞結果を待つばかりとなったコンテストの最後を飾る番組になります。作品を応募した方や遊んだ方、まだ作品を見ていないという人も、ここで注目作品を一気に楽しめますので是非ともご覧ください。
出演は、コンテストTVレギュラーメンバーの「おにたま」「うすあじ」「悠黒喧史」のほか、スペシャルゲストとして「コープスパーティー」など話題の作品を数多く発表しているチームグリグリ代表のオガワコウサクさんもスタジオにご出演頂きますのでお楽しみに!
前回、9月に放送したZIZZ-STUDIOさんゲストの録画も以下のURLで公開中です。
まだ見ていない方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=bIrzN67q6es
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HSPプログラムコンテスト2010応募終了
8月から開始したHSPプログラムコンテスト2010、10月末で作品応募の方を締め切らせて頂きました。今年も多くの力作、大作が応募されて総エントリー数は282と、去年とほぼ同等の水準を維持することができました。作品を応募した作者の皆さん、作品に興味を持ってホームページなどを見てくれた皆さん本当にありがとうございます。
応募作品一覧ページ(一般部門)
http://hsp.tv/contest2010/entry.php?page=0
応募作品一覧ページ(HSPTV部門)
http://hsp.tv/contest2010/entry.php?type=1&page=0
正直今年は、応募数は伸び悩むのではないかと考えていました。理由は色々あるのですが、PCでプログラミングをするスタイルや方法が大きく変わっていて、ネットからダウンロードして動かす人口が減少するかもと感じていたからです。そんな中で、これだけ多くの作品が寄せられたことは、素直にとても嬉しいことですし、その意味を考えて皆さんの期待に応えていけるよう、これからも頑張らないといけないなと思った次第です。これからも、さらに多くの人たちとともに自作ソフトを楽しんでもらう環境が作っていきたいと思っています。
さて、そんなHSPプログラムコンテスト2010ですが、現在は審査期間に入っています。
この後、一次審査通過作品を11月中旬に発表し、さらに来月12月1日に入賞作品が発表される流れとなっています。そして、その発表前の11月27日に動画コンテンツ「HSPコンテストTV」を生放送する予定です。「HSPコンテストTV」は、コンテストの審査員らが集まって実際に応募された作品を紹介したり評価する番組で、2007年から毎年欠かさず製作しています。
いままでは、録画したものを動画サイト経由で公開していたのですが、今年は時代の流れもあって生放送でお送りします。審査員たちがコンテスト作品を紹介しながら進める形式はそのままですが、今回は特別ゲストもあり、視聴者のご意見なども交えながらお送りする初めての試みとなります。
日時は、11月27日(土曜日)の夜20:00から。USTREAMのOBSLiveチャンネルとなりますので、ぜひ同じ時間にライブでお楽しみください。
USTREAM : OBSLive Channel
http://onitama.tv/obsweb/live.html
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穴掘りゲームの歴史
- 2010-10-30 (土)
- レトロゲーム
穴掘りゲームというジャンルがあるのかどうか知りませんが、昔は同じような系統のものが結構ありました。地中を横から見た断面でプレイヤーが進むと、それまで埋まっていた領域が掘られて空間ができる…といった感じのゲームになります。一番有名で完成度が高いのがおそらくこれ。
ナムコが1982年にアーケードで発表したディグダグ(DIG DUG)です。ポップでキュートなキャラクター。土を掘る戦略性。岩でまとめて倒す爽快感などでヒットしました。最近も、iPhoneでリメイクされていますし、その後ヒットした穴掘りゲームのミスタードリラーと世界がつながっている(後付け)設定があったりと、話題性も一番だと思います。
では、ディグダグが最初の穴掘りゲームかと言うとそんなことはなくて、結構昔からあります。どれが最初か私も知りたいところですが、アーケードだと先にRobby Rotoというゲームが1981年にMidway社から出ています。
http://www.youtube.com/watch?v=tjnfeFMZjjE
わりとディグダグに近い画面ですが、あまり洗練されていません。当時おそらく日本には入ってきていないので、遊んだことのある人も少ないと思います。
ところで、固定画面の穴掘りゲームは、スクロールするゲームに比べて処理速度を必要としないのでパソコンゲーム向きでした。その中でも、初期からホビーに使われていたコモドール社のPET(後にCBMとも呼ばれる)というマシンで動作していたMINER!(1980年)は、私が当時最初に見た穴掘りゲームです。
プレイヤーは鉱脈を掘り進みながら金(GOLD)を集めます。途中で落盤があったり、固い岩があったりするのを避けながら、金を地上に持ち帰るという内容です。おおむね運次第でしたが、自分が掘った部分がわかりやすく残るのでゲームの進行がわかりやすい長く楽しめるゲームでした。それと同時期に、日本のパソコンホビー雑誌「I/O」1980年7月号に掲載された「地底最大の作戦」もこの時期の名作だと思います。
シャープが発売した国産のホビーパソコン、MZ-80シリーズ向けに作られたこのゲーム。ヘビの侵略から基地を守るため、プレイヤーが地中を掘り進み敵を倒していきます。侵略という壮大なテーマでありながら、エサを置いて捕まえるという手段が素朴なのが微笑ましいです。後にDOS版やWindows版が作られているので、興味のある人は遊んでみるといいと思います。
前述のディグダグが登場して以降、その影響を受けてか多くの穴掘りゲームが登場してきました。アーケードはもちろん、パソコンでも数えきれないくらいのソフトが製作されています。そんな中で記憶に残っているものをいくつか紹介してみます。
アーケードの中で、その後成功したのはユニバーサル社のミスター・ドゥ(Mr.DO!)ではないかと思います。要素としてはディグダグとあまり変わりませんが、面クリアの方法が多彩だったり、バランス調整が絶妙だったりして、非常に面白いゲームに仕上げられています。ちなみに、ディグダクも続編としてディグダグ2が作られていますが、こちらは穴掘りゲームではなく地面を掘削するゲームに変わっています。
パソコンゲームとして登場しファミコンなどにも移植されたバルダーダッシュ(1984年)は、パズル的な要素を加えて人気を集めました。掘り進んだ空間に岩が落ちるという単純なルールを生かして、誰にでも遊べるゲームになっています。
少し変わったところでは、1991年のシムアント(Sim Ant)。
シムシティなどを手がけたウィル・ライト氏によるアリの生態シミュレーションです。アリの巣を見せる手法としてとても自然にこの手法が使われています。
穴掘りゲームは、3Dゲームが台頭してきた90年代以降はあまり作られなくなりましたが、マップを自由自在にプレイヤーが変化させることや、全体を見渡せる固定画面を生かすという点ではまだまだ優れていると思います。まだまだ可能性があるジャンルなので、これからも新しいゲームが出てくることを願っています。
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HSP3.22アップデーターを公開しました
HSP3.21からいくつかの不具合を修正した最新版となる、HSP3.22アップデーターを公開しました。現在オフィシャルのダウンロードページで公開している、HSP3.21版に上書きすることでアップデートされます。
hsp322upd.zip (2.9 MiB)
HSP3.21から更新された内容は以下の通りです。
2010/10/18 3.22
ue_daiさんによるOpenHSPバグ修正を反映
BT#169: スクリプトエディタの外部ツールの引数が終了時に変更される
BT#218: ブレースの対応がチェックされない
BT#224: logmesを含む場合にメッセージ割り込み処理が期待通りに動作しない
BT#226: #func定義がモジュールで閉じていない
BT#229: 予約キーワードとして__line__、__file__を追加
BT#231: mref命令によるstatクローンのサイズが異常
BT#233: sortvalでエラーが出る
BT#235: 特殊展開マクロで落ちることがあるcvsmooth命令でメモリリークが発生する不具合を修正
USBIO制御モジュール(mod_usbio.as)を更新
HIDaspxに対応、制御用DLL(hidmon.dll)及びサンプルを同梱2010/06/27 3.21a2
ファイル選択ダイアログ呼び出し時にエラーが出ることがある不具合を修正
2010/04/30 3.21a
HGIMG3に関する不具合のいくつかを修正(hgimg3.txt参照)。
d3moduleヘルプファイルが重複していたものを修正。
ドキュメント、リファレンスの細かい修正。
HSP3.21以降に公開された修正(HSP3.21a、HSP3.21a2)及びUSBIO関連のアップデートも含まれています。以前のアップデート版が、アンチウイルスソフトで誤検出されてしまう問題への対応という意味もあってとり急ぎ公開しました。
ここで公開しているものは、あくまでもテスト版ですのでご了承ください。もし不具合や問題があれば、コメント欄などでお知らせください。
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パックマン展終了
10月2日から開催していたパックマン展、11日で終了となりました。私はイベントのある休日とメンテナンスでの立ち寄りなど、かなりの日数会場に行っていたので終わるのが少し寂しかったです。短い間でしたが、多くの人が古いゲームを遊ぶ姿を見れたのは良い思い出になりました。
レトロなゲームや機械のことばかり書いていますが、アート展示や3Dアニメ、ワークショップなど幅広くバランスの取れた展示会だったのではないかと思います。個人的に一番印象深いのは、やはり高井商会の高井社長とご一緒した10日のトークショー。
なんとニュース記事にもして頂きました。
基板大好き! レトロゲーマーの夢の国、高井商会がパックマン展にやってきた – エキサイトニュース
http://www.excite.co.jp/News/reviewapp/20101013/E1286894383807.html
長野からわざわざ来て頂いた高井さんを見ることができて、会場も盛り上がっていましたし、トークの内容もなかなか豪快なものが多くて楽しかったです。会場の皆さんはどうだったのかな…豪快すぎて闇の部分にスイスイ出入りしている感じがとてもスリリング。残念ながらアーカイブなしのため、会場に来て頂いたお客さんとUSTREAM配信をリアルタイムで見て下さった方だけのトークショーになりましたが、こういった機会をこれからも提供してみたいですね。
あと、会場に展示されていたパソコン。気付いた方もいらっしゃると思いますが、ビデオが流れていて可動している風に見せているものが一部ありました。展示されていたパソコンはすべて実働するものばかりなのですが、現場での運用の問題もあってこのような形になりました。そのあたりをフォローする意味もあって、最終日2日間にトークショーのおまけとしてステージでパソコンを実働させるデモを行なっていました。
10日はPC-6001mkII、11日はM-5(タカラゲームパソコン)。これも結構昔を知っている人には懐かしいイベントだったかなと思います。PC-6001の時には、電波新聞社でボツになった自作のパックマンをうっかりロードしようかとも考えたのですが、正規品ではないので海賊版になるかも…ということで自粛しちゃいました。ちゃんと資料をもらって結構動くところまで作ったんですよね。いずれまたチャンスがあれば…どうかな?
そんな感じで、パックマンとの不思議な縁を感じつつ通常の日々に戻りたいと思います。
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HSP3.21a2のウイルス認識について
※このアーカイブは過去に公開されたものです。さらに新しいバージョンが、こちらにあります。
こちらのサイトで以前に公開した、HSP3.21a2アップデートのファイルが、ウイルス検索ソフトで不正ファイルと認識されるという報告を頂いています。
これは、HSP3の最新版アップデートとして提供されているHSP3.21a2に含まれているhsp3.exeに対して発生する問題です。他のバージョン(HSP3.21およびHSP3.21a)ではこの問題は発生していません。
ユーザーがHSPにより生成した実行ファイルが問題になることはありませんが、開発用に使用するランタイム(hsp3.exe)が隔離されてしまい、開発を行なうことができなくなってしまいます。ファイル自体は、6月末に公開しており不正な処理を行なうことを意図したものではありませんが、現在状況確認を行なっているところです。
念のため、HSP3.21a2を使用している方は、同等の内容となる以下のアーカイブをご使用ください。
hsp321a2.zip (183.4 KiB)
これは、HSP3.21a2に含まれるhsp3.exeを差し替えたもので、動作内容は同等となっています。ユーザーの方には、不自由をおかけして申し訳ありません。今後、判明したことがあれば再度お知らせ致します。
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アーケードという異空間
最近すっかりこればっかりで申し訳ないのですが、アーツ千代田3331で開催中のパックマン展(PAC-MAN展)についての話題。
いよいよオープンして、多くの方に見てもらう時を迎えられました。展示会の内容については、すでにニュースサイトなどで詳しく解説しているので、まだ知らないという方はこちらをどうぞ。
パックマン展がスゴすぎる! 生みの親も驚くほどの品揃え – ファミ通.com
http://www.famitsu.com/news/201010/01034332.html古今東西,ありとあらゆる「パックマン」が集結! 生みの親も現れた「パックマン展 ─ 80’s to 10’s ゲーム&カルチャー」オープニングセレモニー – 4Gamer.net
http://www.4gamer.net/games/120/G012002/20101002004/週末散歩:パックマンを遊びつくせ!「パックマン展」――初代アーケードから最新3Dアニメまで – ITmedia Gamez
http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/1010/01/news103.htmlよくぞここまで集めました! 30周年を迎えた『パックマン展 ─80’s to 10’s ゲーム&カルチャー』開催 – 週刊アスキーWeb
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/025/25737/20タイプ以上の『パックマン』が遊べる!『パックマン』展に急げ!!の巻 – Gpara.com
http://www.gpara.com/pickupnews/akiba/155/ゲームの可能性を広げた80年代のミッキーマウス 「パックマン」今昔物語 – 日刊サイゾー
http://www.cyzo.com/2010/10/post_5632.html『パックマン』30周年を振り返る展示会が開催中 – インサイド
http://www.inside-games.jp/article/2010/10/02/44803.html世界に愛され30年… 「パックマン展」で遊んできました! – ロフトワーク
http://beta.loftwork.com/blog/pickup/packman-30th/『パックマン』30周年を振り返る展示会が開催中 – GameBusiness.jp
http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2202
で、この中の古いアーケードゲーム機やパソコン、家庭用ゲーム機などでコツコツと協力をしてきました。昔見慣れていたはずの機械も、実際に並べてみると古さとオシャレ感がマッチしていて結構いい感じでした。
ピンボールに至っては、たまたま自分の部屋に置いてあったものを慌てて少し修理して出したもので、見慣れているだけに何とも不思議な感覚です。
今回のゲーム展示で特徴的なことは、立って遊ぶゲーム機(アップライト筐体)が多いことです。もともとアーケードと呼ばれるアメリカのゲームセンターでは、座って遊ぶゲームはごく少数で、大半は立ったまま固いレバーを操作することが多かったのです。
そんな風景にちょっとワクワクしました。この「ちょっとワクワク」は、懐かしさもあるのですが、それだけではありません。この展示会で感じたのは見慣れない、想像のつかないゲームが多く並んでいるという異空間ぶり。そういえば、わけのわからない物が並んでいて、わけのわからないうちにお金を入れている、というのが子供の頃のゲームセンターでした。それこそがワクワクなんじゃないかな。
たとえば、BABY Pac-Manなどはビデオゲームの世界でパックマンが脱出口に入ると、下にあるピンボールに球として登場するというすごい展開のゲームです。他のゲームも操作を含めてすぐに遊び方がわからないものも多いです。
そういった突き放された感覚が、異世界とか異空間に迷い込んだ気分を増しているのかなと思ったりしました。そういった意味では、現在のゲームセンターは、親切すぎてわけのわかるものしか置いていない印象です。
会場には、子供連れの家族も大勢来ていました。その子供たちが、自分が子供の頃にワクワクしていたのと同じ気持ちで、この展示会を見てくれていれば何よりです。
あ、あとパックマン展はゲーム機だけじゃなく、アニメの上映やグッズや開発資料の展示、パックマンを使ったアートなど幅広く楽しめるのでそちらもぜひ。そして休日に開催されているトークショーもお見逃しなく。特に10/10、10/11には私も出るので宜しくお願いします(^^
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10/2(土)からパックマン展開催します
告知です。今年30周年を迎えたゲーム「パックマン」を記念した展示会、「パックマン─80’s to 10’s ゲーム&カルチャー」展、略してパックマン展(PAC-MAN展)が10/2(土)から開催されます。
なぜここで告知するのかと言うと、主にパックマンの歴史を紹介するコーナーで用意される機材などでお手伝いをしているからなのです。7月頃からちまちまと準備してきたものが、いよいよ公開になるということで感慨深いです。詳細は以下のページにありますが、是非足を運んでもらえると嬉しいです。
http://pacman.com/ja/exhibition/index.html
場所は、アーツ千代田3331という所で、秋葉原かまたは末広町などから歩いて行くことができます。入場は無料です。
見どころは色々あると思うのですが、歴代のパックマンが遊べるコーナーには、アーケード筐体、パソコン、家庭用ゲーム機などが様々な協力のもとに集められています。多くの人は、迷路でドット(クッキー)を食べるパックマンしか知らないかと思いますが、改良版となるスーパーパックマンやパック&パル、日本未発売のミスパックマン、ジュニアパックマンからピンボールと合体したベビーパックマンまでほぼすべてのアーケード(業務用)パックマンが揃っています。また、ファミコン以前の家庭用ゲーム機で動いているパックマンや、PC-6001、MSXといった古いホビー用パソコン上のパックマンも一同に集められています。古くても動作するものは、できる限り遊べるようになる予定なので、ある意味では古いゲームハードを体験できるいい機会になるのではないかと思います。
さらに目玉として、土日祝日にはトークショーが開催されます。全部で5回予定されている内容を1つ1つ見ていくことにしましょう。(公式ページより引用)
10月2日(土) 15:00 ~ 16:00
トークショー『ころがるパックマン~ゲームの外のお話』
出演:
岩谷徹(東京工芸大学芸術学部教授)
高橋慶太(バンダイナムコゲームス)
伊藤ガビン(ボストーク/女子美術大学短期大学部教授)
初日にふさわしいビッグゲスト、パックマンの生みの親として世界的に有名な、岩谷徹氏が登場します。さらに、バンダイナムコゲームスで「塊魂」「のびのびBOY」などのゲームを手がけた高橋慶太氏、ゲームデザイナーで古くからビデオゲームに関わってきた伊藤ガビン氏も加わり、どんな話が展開するのか楽しみなイベントになっています。
10月3日(日) 15:00 ~ 16:00
トークショー『ドットトーク』
出演:
Mr.ドットマン(バンダイナムコゲームス)
藤本“ANI”健太郎
伊藤ガビン(ボストーク/女子美術大学短期大学部教授)
そして次の日も注目です。Mr.ドットマン氏は、パックマンも含めて当時のナムコ製ゲームのデザインを幅広く手がけていた方です。ドット絵というジャンルを開拓したと言っても過言ではないMr.ドットマン氏の話を聞くことのできる貴重なイベントです。
10月9日(土) 15:00 ~ 16:00
講演 『パックマンから考える新しいコンテンツのビジネスモデル』
出演:
細井浩一(立命館大学映像学部教授)
細井浩一教授は、立命館大学映像学部で経営学、コンテンツ産業論などを通じてゲームを含めたコンテンツビジネスの教育と研究を推進されている方です。また違った視点から見るパックマンの全体像もまた興味深いです。
10月10日(日) 15:00 ~ 16:00
トークショー 『高井商会・高井社長のアーケードゲーム商売繁盛記』
出演:
高井一美(高井商会 社長)
おにたま
サイトウ・アキヒロ(立命館大学映像学部教授)
高井一美氏は、長年に渡って高井商会でアーケードゲームを扱ってきた時代の証人であり、古いゲームの保存と整理を実践されている方です。私も以前にOBSの企画「基板大好き」で取材させて頂いて、その保有量と情熱に感銘を受けました。興味のある方は、こちらのビデオもぜひ見てみてください。
そしてなんと、私も出演します。あくまでも聞き役ですが、色々と貴重な話を引き出せればと考えています。
さらに、サイトウ・アキヒロ氏は、立命館大学映像学部の教授でゲームニクス理論を提唱するなどビデオゲームの世界に大きく貢献されてきた方です。この展示会の企画監修もされていて、どんな話が飛び出すか私自身も楽しみな回です。
10月11日(月・祝) 15:00 ~ 16:00
学術座談会『イノベーションという視点から見たパックマン』
出演:
サイトウ・アキヒロ(立命館大学映像学部教授)
中村彰憲(立命館大学映像学部准教授)
おにたま
中村彰憲准教授は、ゲーム産業論などが専門で国際的なビジネスの構造を研究されています。この回では、アーケードのパックマンが登場した時代の背景と、その後のゲーム産業発展に繋がったイノベーションについて座談会形式で話を進めます。
どれも他では見ることのできない貴重なイベントになるはずです。ぜひ、生で観覧頂ければと思いますが、どうしても行けないという人のためにustreamで会場から中継を行ないます。おなじみOBSLiveのチャンネルで、5回のトークショーすべてを生放送する予定ですので、チェックしてみてください。
USTREAM : OBSLive Channel
http://www.ustream.tv/channel/obslive
追って展示する機材の詳細やイベントの内容などもお知らせしていきたいと思いますので、お楽しみに。
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SOWN2010終了
- 2010-09-20 (月)
- SOWN
センス・オブ・ワンダー ナイト2010、無事終了しました。
http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2010/sown/
いままでは客席から見ていましたが、プレゼンを審査員席から見ることができて嬉しい限り。プレゼン作品は決めたものの、どんな人が来て、どんなプレゼンをするのかは分からないので、新鮮な気持ちで楽しむことができました。
いずれ、作品プレゼンのビデオも公開されるはずなので、まだ見ていない方もそちらで楽しめると思います。
プレゼンの順番は聞かされていませんでしたが、「ラブプレス++」が最初に来たのはびっくりです。そして見事にスタートダッシュを決めてくれました。イランやドイツなど遠方から来た皆さんも含めて、スムーズなプレゼン進行で、もうちょっと長くディスカッションしてもいいかなと思ったりしました。
特に「Everything can Draw!」「音楽マインスイーパ」などどれもいい作品だったと思います。あと「Ulitsa Dimitrova」は、内容がかなりブラックで、会場のテンションは大丈夫なのか心配していましたが、そのあたりもうまく乗り切った感があります。
国際的にも注目されている日本のイベントということで、以下のサイトで作品の画面や動画が紹介されています。
http://indiesuperstar.com/archives/1358
商業的に大成功するか大失敗するか、両極端な結果を生み出しそうな作品ばかりの印象ですが、将来の芽という意味では、色々な人を掘り起こしていると思います。次回の開催も楽しみにしたいですね。そして日本の開発者もどんどん世界に進出していってくれることを願っています。
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