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HIDaspx

HSP3.21のUSB制御モジュールアップデート

各種USBハードウェアをHSP3.21から制御する方法について以前にも話題にしました。
その後、色々と新しいハードウェア対応や不具合の修正を行なったので、アップデートしたモジュールを公開します。将来のバージョンでは、これらのモジュールも同梱する予定です。

まず、ドライバいらずで安価に作れるHIDaspxですが、制御用のDLL(hidmon.dll)がアップデートされたことを受けていくつかモジュールも修正しました。これにより、新しく「ヒダピオ学習回路」もHSP3から使用可能になります。ヒダピオは、HIDaspxを採用した学習教材で株式会社トップマンさんからも発売されています。従来のモジュールでは機器のシリアルIDの解決方法が異なっていたためアクセスできませんでしたが、新しいモジュールでは商用機器として初期化することで使用可能です。

また従来からあるUSBの学習キット(USB-IO)ですが、こちらもモジュール(mod_usbio.as)の不具合を修正しました。これは、K-Kさん(びんずめ堂)が作成したUSBIOプラグイン及びモジュールと同様のものです。HSP3の場合は、DLLを使わずにモジュールだけでUSBIOの制御を行なうことができます。

USB-IOは、テクノキットさん、Km2Netさんからもキットや完成品が販売されていて、入手もし易く使い勝手も良いハードです。私も今回テストでテクノキットさんのUSB-IO/インバータボード使用させて頂きましたが、手軽に実験ができて汎用性もあることに感動しました。

上の写真で一番手前にあるのが、USB-IO/インバータボード(USB-IO/IVB)、左上がヒダピオ学習回路、右上が汎用USB-IOボードです。USB-IO/IVBは、ボード上のLEDだけでなく12bitの出力、4bitの入力を制御することができ、色々な応用が可能になります。ここでこっそり発表しちゃいますが、今回のHSPプログラムコンテスト2010では、協賛もしてくれているテクノキットさんからこのUSB-IO/IVBを10名に副賞として贈られる予定です。このボードは完成品なので、ハンダ付けをすることなく接続するだけですぐ使うことができます。他にも、Km2NetさんからもHSPプログラムコンテスト2010のために、書籍やUSB-IOの副賞を提供頂いています。
そんなわけで、HSPからのUSBハードウェア制御はこれからも充実させていきたいと考えていますので、一人でも多くの人が興味を持ってくれると嬉しいです。

アップデートされたモジュールをすべてまとめたアーカイブがこちらです。

  hsp321usbio.zip (20.1 KiB)


HSP3.21がインストールされているフォルダに、hsp321usbioフォルダの内容を上書きすることでアップデートされます。サンプルも含まれていますので試してみてください。また、不具合や問題があればお知らせください。

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HSPでUSB制御(AVR/HIDaspx)その2

前に紹介したUSB制御システムHIDaspxですが、その後、HSPからも制御できるようになりました。

と言っても、HIDaspxで利用できるhidmon.dllというDLLを呼び出しているだけなので、とてもお手軽です。
何よりドライバのインストールなど煩わしさがないところがいいですね。私のWindows 7(x64)でも普通に動作しています。この基板では、ボタン入力2bitとLED出力8bitですが、いずれ別なものも接続してみたいところです。
せっかくなのでHSP3で使うためのヘッダファイルとサンプルを置いておきます。ちょっと試してみたいという方はどうぞ。(別途HSP3フルセットが必要です)

  hidmon_hsp3.zip (15.3 KiB)

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HSPでUSB制御(AVR/HIDaspx)

ホビーとしての電子工作や教育用途として、PCからUSB接続して行なう機器があります。
HSPプログラムコンテストの協賛社としてもおなじみの、テクノキットさんや、Km2Netさんもこうした工作キットを販売しています。
これらのハードは、USB経由で接続してその先に作成された機器、たとえばLED(発光ダイオード)とかLCD(液晶パネル)をPCから制御するような仕組みになっています。
これがシンプルながら、制御して動かすのは不思議と喜びがあります。
プログラムもそうですが、自分で組み上げたものだとLEDが点灯するだけでも楽しいものです。

PCから制御するにあたって手軽に実験できるHSPを使ってくれていることも嬉しいのですが、今回のテーマはそこじゃなくて、より手軽にUSB制御するハードに感動したという話。


とある方のご厚意で頂いた基板です。HIDaspxという仕様に基づいて作られています。
今までのUSBキットと比べて何が優れているかと言うと、

  • 手軽 – Windowsであれば標準のHIDクラス(ヒューマンインターフェースデバイス)ドライバで接続できるので、USBに繋ぐだけですぐ使用できる
  • 単純 – とてもシンプルな回路構成でマイコン制御までできちゃう
  • 安い – AVRマイコンも含めて材料費は¥500くらい

という、いいことずくめ。
ハードの勉強をしたいという人や、電子工作の入門でも注目株ではないでしょうか。
初心者向けの書籍や資料という点では、まだUSB-IOなど既存の製品がいいと思いますが、マイコン制御できるとか、導入の手軽さ(AVRマイコンにファームウェアを書き込む必要はありますが)によるメリットは大きいですね。

HIDaspxについては、こちらのページで開発を行なっています。
http://www-ice.yamagata-cit.ac.jp/ken/senshu/sitedev/index.php?AVR/HIDaspx#qa9690db

このHIDaspxは、もともと「びんずめ堂」さんの製作した回路とソフトから派生したもので、「びんずめ堂」さんはUSB-IOのHSP用プラグインとか、Linux版の移植xhspなども公開されていてHSPを強力に支援してくれています。
そんな中から登場してきた、HIDaspxをこちらでもちょっと使ってみようと思っています。
当然HSPから呼び出すということで、また進展があったらお知らせしたいと思います。

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