HSP3Dish Archive
HSP3.32β1フルセットを公開しました
※この記事で公開されているファイルは古いバージョンです。
さらに新しいバージョンをこちらで公開しています。
最新のHSP3リリース候補となるバージョン、HSP3.32β1フルセットを公開しました。現在公開されているHSP3.31のマイナーアップデート版となります。
HSP3.32β1は、Windows8に対応する最新のアップデート及び最新版のスマートフォン向け開発環境HSP3Dishをすべて含んでいます(HSP3.31からの差分アップデートではなく、フルセット版です)。
※注意
β版は、新規の機能や修正を検証するためのテストバージョンです。思わぬ不具合がある可能性もあることをご了承下さい。不具合が起こる場合や、動作が安定しない時は、以前のバージョンに戻して使用することを推奨します。
アーカイブのダウンロードは以下のリンクからどうぞ。インストーラー版、zip版が用意されています。
HSP3.32β1(インストーラー版)
hsp332b1.exe (22.9 MiB)
HSP3.32β1(ZIPアーカイブ版)
hsp332b1.zip (31.4 MiB)
HSP3.31から更新された内容は以下の通りです。
2012/12/05 3.32β1
Windows8(x64)上でウインドウを閉じた際にCランタイムエラーが発生する不具合を修正
[HSP3Dish] オートスケーリング使用時にタッチ位置がずれる不具合を修正
[hsp3dh] Androidビルド時にhspフォルダからソーススクリプトを検索するように修正
[hsp3dh] Androidビルド時に長いWarningで内部エラーが発生する不具合を修正
[HSP3Dish][iOS] Retinaディスプレイ対応のためのオプションを追加
ZIPアーカイブ版は、アーカイブ内のhsp332フォルダを解凍してフルセット版と同様にお使い頂けます。(推奨するパスは、「C:\hsp332」になります)
インストーラーは、インストール先のフォルダ以外にファイルの追加を行ないませんので以前のバージョンと競合することはありませんが、以前のものをアンインストールしてから、新しいバージョンをインストールすることを推奨します。
不具合や問題などありましたら、コメント欄またはHSPTV!掲示板、メールなどでお知らせください。
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XCode4.5でのHSP3Dishアプリ作成について
iOS用のアプリ開発ツールである、XCodeのバージョン4.5以降で、HSP3Dishを利用してアプリ作成を行なう場合は、以下の点に注意してください。
・新規プロジェクトでエラーが発生します
マニュアルに従って新規プロジェクトを作成すると、一部のソースでコンパイルエラーが発生します。これはデフォルトでC++11のオプションが指定されているためです。
プロジェクトのBuild Settingsの中にある、Apple LLVM compiler 4.1 – Language内のオプション、「C Language Dialect」「C++ Language Dialect」「C++ Standard Library」をすべて「Compiler Default」に変更すれば、従来通りにコンパイルが行なわれます。
以前のXCodeで作成されたプロジェクトファイルは問題なく読み込みビルドすることが可能です。
・iOS4.3より古いバージョンはサポートされません
XCode4.5から、armv6などの古いCPU向けのコードを生成しなくなりました。これにより、iOS4.3より古いバージョンはサポートされないので注意してください。また、動作可能OS(Deployment Target)のバージョンも4.3以前には設定しないようにしてください。
今後のバージョンアップで問題などが発生した場合は、再度お知らせ致します。
その他、XCode上での手順については標準で用意されている以下のマニュアルを参考にしてください。
http://www.onionsoft.net/hsp/v33/doclib/hsp3dish_ios.htm
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HSPで作るスマートフォンアプリ
※この記事は古い内容が含まれています。
HSPで作るスマートフォンアプリの詳細は、こちらにまとめられています。
HSPで作られたソフトは、今まで主にWindows上で動作していましたが、もっと多くの環境・機種で動かしてみたいという人も多いと思います。現在、HSPによって作られたソフトをiPhoneやiPad、iPod TouchといったiOS搭載機種で動作させるためのテストを行なっています。
以下は簡単なデモ映像です。
これは、HSP Dish(device interpolation shell)と呼ばれるシステム上で動作しています。既に発表しているHSP3ソースコンバーターによって、HSPの中間コードをC言語に変換した上で、HSPと同様の描画、制御用ライブラリをデバイスごとに用意するというものです。
もちろん、プラグインも含めたHSPのすべての機能をiPhoneで動作させることはできないので、HSP Dishの仕様として共通の枠組みを用意した上で開発する形になる予定です。HSPの標準命令や関数、マクロ、モジュール機能などのデバイスに依存しない機能については、HSP3ソースコンバーターが対応する範囲ですべて利用可能です。拡張プラグインについては、現在物理エンジン(OBAQ)を仮に対応させていますが、今後さらに追加の検討を行なっていきます。
HSP Dishでは、一度ネイティブコードに変換して実行されるため、モバイル端末など限られたCPUリソースの中でも、インタプリタ型よりも効率的に実行されます。iOS上でも、多くの場合は実行速度を気にする必要はないでしょう。
iOS版については、開発環境としてMacのxcodeが必要になることや、デベロッパーの登録が必要になるので、やや敷居が高いですがWindows上のHSPで開発したものを、AppStore等のマーケットに登録することができれば、HSPのソフト開発者にとって新しい発表の機会が広がっていくと思います。
また、これと並行してandroid OS搭載の端末に向けたHSP Dishの開発も進めています。android OSであれば、iOSよりも敷居が低く誰でも開発、登録などを行なうことができるようになります。
今後、普及が進んでいく携帯デバイス、そしてスマートフォンに向けたアプリを、HSPで手軽に開発するという道を、これから少しずつ整備していきたいと考えていますので、Windows版ともども宜しくお願いします。
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