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ゲームレジェンドにワープ1とモンキーマジック持ち込み

レトロゲーム系イベント「ゲームレジェンド31」でアーケード筐体の展示を行ないました。(過去の参加報告は、こちら。)

毎回行っているアーケード筐体の展示、今回はあまり見かけない40年前の変なゲームというテーマで、「ワープ1(WARP-1)」(サン電子)と「モンキーマジック」(任天堂レジャーシステム)の2台をフリープレーで設置してみました。

久しぶりのテーブル筐体だったのですが、場所に余裕があったので両サイドに椅子を置いて2人で遊べるようにして設置しました。この一角だけ少し当時の喫茶店のような様相になっていました。
どちらも40年前、つまり1979年に発売されたゲームで、まさにインベーダーブーム花盛りの後、ゲームセンターに登場したタイトルになります。以下は、ゲームマシンアーカイブより当時の新聞「ゲームマシン」の紹介記事です。

1979年に登場したゲームは、ブロック崩し(Breakout)スペースインベーダーをアレンジした、いわゆる亜流ゲームが多かったのですが、その中にあって新しい表現を模索していた作品が、「ワープ1(WARP-1)」(サン電子)でした。サン電子は、ファミコンゲーム時代から続くサンソフトというブランドで有名ですが、独自の技術で古くからパチンコの関連機器やアーケードゲームを手掛けている老舗メーカーです。「スピーク&レスキュー」「コスモポリス」「ぺったんピュー」など、独自のデザインと技術を兼ね備えた通好みの作品を多く開発しています。
初期の頃は開発製造のみを行い、販売は別なメーカー(岐阜特機タイトーなど)が担当していました。1978年頃からCPUを使用したブロック崩しのアレンジ版などを作成しつつ、1979年10月に「第3惑星」という本格的なオリジナルゲームを開発しています。「ワープ1」(1979年12月)はそれに続くタイトルで、主観視点風の3Dシューティングゲーム(FPS)となっています。

3D視点のシューティングゲームは、それまでもタイトーのインターセプターや、ExidyのStar Fireなどが存在していましたが、この時期に国産で3D視点のゲームというのはかなり異色でした。
ハードの表示能力に限界があるせいか、敵の攻撃だけが2Dのミサイルだったり、背景の星が常に正面方向にしか流れないなど、3D表示はあくまでも味付け程度のものに留まっています。ただ、それが逆に遊びやすさにつながっていて、エネルギー制であったりレーダーがあったりする点も含めてオリジナリティの高いユニークなゲームに仕立てていると思います。

さて、このゲームもともとはカラー画面だったのですが、今回の基板はイグレック社の白黒版です。どういった経緯でこれが作られたのか不明なのですが、イグレックが白黒インベーダーの基板で動く形に改造したコピー品ではないかと思われます。(ライセンスされた可能性もゼロではありませんが、イグレックは他にもパックマンを改造したザ・ハングリーマンというコピー品を製造しています)

当日は、多くの方に遊んで頂きました。4方向レバーで大変操作性が悪いのですが、かなりの高得点を出した方もいらっしゃいました。ハイスコアのベスト45位までを記録しているこのゲームの最終ランキングはこちらです。

もう1台は、任天堂レジャーシステムが1979年に発売したカラー画面のブロック崩しアレンジ「モンキーマジック」です。「ドンキーコング」「マリオブラザーズ」のような洗練されたデザインセンスが登場する前の、初期の任天堂が感じられる貴重な1作です。

任天堂レジャーシステムは、古くからアーケードゲームを手掛けていますが、ビデオゲームの初期はブロック崩しのアレンジ版である「ブロックフィーバー」や、スペースインベーダーのアレンジである「スペースフィーバー」シリーズを発売しており、あまりオリジナリティが感じられませんでした。
この「モンキーマジック」も、中央にスピナーなどが配置されており、明らかにナムコの「ジービー」を意識した作りになっています。「西遊記」をモチーフにしていて、タイトルもテレビドラマ「西遊記」の主題歌「Monkey Magic」から? と思わずにはいられないですが、ゲーム内容が、歯を崩したり、矢印を接触させたり、顔の色が変わったりと内容が全体的にカオスで、任天堂ファンであっても続けて遊ぶのが苦しい出来になっています。

これは、残念ながら「ジービー」のセンスとは対称的な、「ひどい」デザインと言わざるを得ません。通常「INSERT COIN」と表示するコイン投入を促す表示が「INPUT COIN」と書かれていたりして、全体的に技術者主導で安易に作られた雰囲気が漂っています。ある意味、味わい深いキワモノゲームです…。
ただ、筐体のコンパネデザインや、カラー画面の発色の良さなどは、しっかりと作られていてさすがだと思います。

任天堂は、このすぐ後にアミューズメントマシンショーで「シェリフ」を発表するのですが、そこから飛躍的にゲームの質が向上しています。ちょうどその頃に、宮本茂氏が入社したと言われているので、「モンキーマジック」の時点では、まだ宮本氏が活躍していなかったのかもしれません。
とは言うものの、会場では多くの皆さんに遊んで頂きました。ありがとうございます。最終的なハイスコアは、25530点でした。

当日はオニオンソフトウェアの販売ブースで、DVDソフトなどを置いていましたが、他にもミニチュア筐体で「ケロケロパックン」(こまや製作所)の試作品を展示していました。

これは別に販売物ではないのですが、デザイナーの趣味で製作したミニチュアで、これからまたバージョンアップする予定ですので、またよかったら見てみてください。
今回もブースにお越し頂いた皆様、ありがとうございました。今後また機会があれば、展示を行なっていきたいと思います。

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