おにたま(オニオンソフト)のおぼえがき
コンピューター歴史博物館
古いコンピューターとその歴史を展示している博物館の動画をアップしました。
ここは去年の10月に行ってきたのですが、シリコンバレーにあるだけあって、とにかく歴史的な機械の実物が数多く残されています。特に大型コンピューターはすごい迫力で、時代によっては完全にSFの世界です。異世界っぽさすら感じさせてくれます。
ただ、残念なことが2つありました。
1つは、日本のコンピューター展示が少なかったこと。もしかしたら倉庫にあるのかもしれませんが、代表的な初期の日本のパソコンとかもっと置いてあってもいいかなと思いました。ヨーロッパやロシア(!)のマシンもある中で、日本で作られたものが少ないのはちょっと寂しいですね。X68000とか、FM-TOWNSとかは形も面白い気がするのだけど。
もう1つは、世界初のアーケードビデオゲームこと「Computer Space」も展示されていたのですが、既にどこかの番組が取材していてそのスペースは貸し切りで入れませんでした。そこには他にも、世界初に限りなく近いアーケードビデオゲーム「Galaxy Game」の実機があったのも悔やまれます。
またチャンスがあれば、再度訪れたいスポットでした。
ビデオのアップロードと同時に、OBSのページも更新しています。
http://onitama.tv/obsweb/special.html
訪れたComputer History Museumのホームページはこちら。
http://www.computerhistory.org/
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HSPでUSB制御(AVR/HIDaspx)
- 2010-01-18 (月)
- HSP
ホビーとしての電子工作や教育用途として、PCからUSB接続して行なう機器があります。
HSPプログラムコンテストの協賛社としてもおなじみの、テクノキットさんや、Km2Netさんもこうした工作キットを販売しています。
これらのハードは、USB経由で接続してその先に作成された機器、たとえばLED(発光ダイオード)とかLCD(液晶パネル)をPCから制御するような仕組みになっています。
これがシンプルながら、制御して動かすのは不思議と喜びがあります。
プログラムもそうですが、自分で組み上げたものだとLEDが点灯するだけでも楽しいものです。
PCから制御するにあたって手軽に実験できるHSPを使ってくれていることも嬉しいのですが、今回のテーマはそこじゃなくて、より手軽にUSB制御するハードに感動したという話。
とある方のご厚意で頂いた基板です。HIDaspxという仕様に基づいて作られています。
今までのUSBキットと比べて何が優れているかと言うと、
- 手軽 – Windowsであれば標準のHIDクラス(ヒューマンインターフェースデバイス)ドライバで接続できるので、USBに繋ぐだけですぐ使用できる
- 単純 – とてもシンプルな回路構成でマイコン制御までできちゃう
- 安い – AVRマイコンも含めて材料費は¥500くらい
という、いいことずくめ。
ハードの勉強をしたいという人や、電子工作の入門でも注目株ではないでしょうか。
初心者向けの書籍や資料という点では、まだUSB-IOなど既存の製品がいいと思いますが、マイコン制御できるとか、導入の手軽さ(AVRマイコンにファームウェアを書き込む必要はありますが)によるメリットは大きいですね。
HIDaspxについては、こちらのページで開発を行なっています。
http://www-ice.yamagata-cit.ac.jp/ken/senshu/sitedev/index.php?AVR/HIDaspx#qa9690db
このHIDaspxは、もともと「びんずめ堂」さんの製作した回路とソフトから派生したもので、「びんずめ堂」さんはUSB-IOのHSP用プラグインとか、Linux版の移植xhspなども公開されていてHSPを強力に支援してくれています。
そんな中から登場してきた、HIDaspxをこちらでもちょっと使ってみようと思っています。
当然HSPから呼び出すということで、また進展があったらお知らせしたいと思います。
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HSPでマルチタッチ入力
メインマシンの環境をWindows7(x64)に移行中です。
せっかくなので、マルチタッチに対応したプログラムを作ってみました。
multitouch100115.zip (94.3 KiB)
HSP3のスクリプト3つと、実行ファイル1つが入ってます。
APIの資料としては、だいたいこのあたりを参考にしました。
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/dd317323(VS.85).aspx
基本的に覚えておくべきコトは、タッチ入力の取得方法は2種類あるというコト。
そしてこれは、どちらか1つを選ばなくてはならないです。
RegisterTouchWindow hwnd, 0 ; タッチウインドウ登録
RegisterTouchWindow関数で、登録するとタッチ。
そうでないと、ジェスチャーのメッセージが送られてきます。
multitouch1.hspは、ジェスチャーのメッセージ(WM_GESTURE)を受け取って表示するサンプルです。
タッチ入力を解析して、ZOOM、PAN、TWO FINGER TAPなどのメッセージを送ってきます。
(ROTATEはこのままだと受け取らないです)
メッセージの詳細は、GESTUREINFO構造体に入っています。
サンプルでは、X,Y座標やArgumentsをとりあえず取り出していますが、詳しい内容は以下で解説されています。
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/dd353232(VS.85).aspx
multitouch2.hspは、タッチのメッセージ(WM_TOUCH)を受け取って表示するサンプルです。
自力で入力をすべて解析したい人や、とりあえずタッチされた座標を知りたい時はこちらを使います。
サンプルでは、タッチされたX,Y座標を取り出していますが、詳しい内容はTOUCHINPUT構造体に入っています。
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/dd317334(VS.85).aspx
さらに、multitouch3.hsp(及びexe)は、タッチされた座標に点を描画していく簡易的なペイントソフトの例。
タッチ入力には、TOUCHEVENTF_DOWN(押された)、TOUCHEVENTF_MOVE(動かした)、TOUCHEVENTF_UP(離された)の状態があり、
本来ならば動かした時に線をつないでいくべきですが、今は押したり動かしたりした点にとりあえず●を描画しています。
他の環境で試していないので、不具合があったらすみません。
こちらのモニタ(Acer T230H)では、同時に2点までしか入力できないのと、わりと誤差があったりしてちょっと厳しいですが、一応動作しています。
あと、ジェスチャーのメッセージが得られるまでラグが少しあって、iPhoneとかと比べると反応が悪い気がします。
これもデバイスの問題なのか、OS側のものなのか不明です。
タッチディスプレイを使ってみた感想としては、垂直の画面に対しては腕が疲れるということがよくわかって、マイノリティ・リポートのような未来は来ないのかも。
あと、何も考えずに画面を拭こうとしたら、拭いた場所すべてタッチとみなされて大変なことになりました(^^;) 拭く時は電源切らないといけないのかな…。
でも、展示とかプレゼンテーション用には良い機能だと思いますし、ゲームなどでの応用も可能性が広がるので普及はして欲しいところです。
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最初のご挨拶
- 2010-01-14 (木)
- web関連
新しい年になったので、blog形式の情報ページを作成してみました。
オニオンソフトとHSPに関する更新や、最新の情報も含めて近況を配信していく予定です。
あと、趣味のレトロゲーム関連についても触れたいなと思ってます。
とはいうものの、そんなに筆マメでないので更新が遅くても暖かく見守ってくださいね。
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