格子振動の状態密度に関する計算条件の設定です
状態密度は逆格子空間上の第一ブリルアンゾーンを等間隔の
メッシュに切り、その各k 点上の振動数を分散関係から求めて計算します。
メッシュを細かくするほど計算の精度は上がりますが、
同時に計算時間が単純に1方向のメッシュに対して3乗のオーダーで増えます。
また、得られる固有値は離散的ですのでガウス関数を使って状態密度のsmearingを行います。
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K-point mesh in the B.Z. (int) : サンプリングする際のメッシュの
数です。1つの方向に対する数を入力して下さい。
すなわち、この値=10のとき、メッシュ点の数は
10×10×10=1000となります。この数は自由エネルギー計算
の精度にも大きく関係します。
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Omega step (int) : 状態密度の横軸(周波数)のデータ数です
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Smearing Parameter (double) : 離散化している固有振動数に対して、ガウス関数でつける幅の大きさを設定します
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Lower Limit Omega (double) : 状態密度をプロットするときの、振動数の下限を設定します[THz]
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Upper Limit Omega (double) : 状態密度をプロットするときの、振動数の上限を設定します[THz]