ソフト名 preLIFE 3.0 with Surround バージョン build 061031 最終更新日 2006年10月31日 作  者 K5 http://kkkkk.net/ 要望・バグ報告等を受け付けています。 お気軽に上記サイトのBBSをご利用ください。 作者メールアドレスも上記サイトに記載しています。 対応OS Microsoft Windows 2000, XP 転  載 事前要連絡 はじめに ダウンロードありがとうございました。 高速フーリエ変換による5.1chサラウンドオーディオ作成機能を搭載した、 複数の音楽ファイル形式を相互変換できるマルチフロントエンドです。 従来のマトリックス・サラウンド方式では、 リアスピーカは実質上左右同じ音が鳴っていますが、 このソフトに搭載されたサラウンド方式では、 それぞれが独立した音声を再生するため、 より広がった音響効果を得ることができます。 もちろん楽曲にもよりますが、 バックコーラスが後方のスピーカのみで再生される場合もあります。 お持ちの色々な楽曲でお試しください。 高速フーリエ変換のコードは、以下のサイトを参考にさせていただいています。 http://momonga.t.u-tokyo.ac.jp/~ooura/fftman/index.html 配列アクセス時にdup命令でクローンを作成することにより、 大幅な処理の高速化を図っています。 それでもサラウンド変換には再生時間の倍以上の時間が掛かってしまいますが、 実用的な処理速度にはなったと思っています。 さまざまな外部プログラムを用意することにより、 たとえばMP3ファイルからOggVorbisファイルへ一発変換、 音楽CDから5.1chサラウンドWMAファイルへ一発変換などもできます。 ただし、サラウンドは暫定対応ということもあり、 5.1chサラウンド入力の変換ではうまく行かないことがあります。 また、WMAとOggVorbisとでチャンネル配置が異なるため、注意が必要です。 注意事項 このソフトを使用していかなる損害が生じても、作者は責任を負いません。 また、このソフトを無断転載(再配布)することを一切お断りします。 このソフトでは、一部のファイル変換を外部プログラムに頼っています。 そのため、不具合や仕様により既存のファイルが上書きされてしまったり、 削除されてしまったりする可能性があります。 特にOggVorbisをデコードする場合には、 「ファイル名.ogg」と同フォルダに「ファイル名.wav」を作成するため、 既に同名のWAVEファイルがあれば上書きされます。 (作成されたWAVEファイルは変換後に適切なフォルダへ移動されます。) 大事な音楽ファイルは予め別フォルダへバックアップを取ってください。 Windows 2000/XPでのみ動作確認をしています。 その他のOSでは正常に動作しない可能性があります。 ファイル prelife3.exe - 本体 prelife3.ini - エンコーダ・デコーダ定義ファイル readme.txt - このテキストファイル インストール・アンインストール このソフトはフロントエンドですので、 変換には別途、外部プログラムを入手する必要があります。 ・MP3のエンコード・デコードを行う場合、  同フォルダにlame.exeが必要です。  >> http://www.rarewares.org/mp3.html  このサイトの「LAME 3.97 Release」などから入手できます。 ・WMAのエンコード・デコードを行う場合、  Windows Media Encoder 9のインストールが必要です。  >> http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/download/encode.aspx  標準インストール先へインストールすると、  preLIFE 3.0起動時に同フォルダへ「WMCmd.vbs」がコピーされます。 ・OggVorbisのエンコード・デコードを行う場合、  同フォルダにそれぞれoggenc2.exe・oggdec.exeが必要です。  >> http://www.rarewares.org/ogg.html  oggenc2.exeはこのサイトの「Oggenc2.83 using 〜」などから、  oggdec.exeは同「oggdec v1.9.3」などから入手できます。 ・FLACのエンコード・デコードを行う場合、  同フォルダにflac.exeが必要です。  >> http://flac.sourceforge.net/download.html  このサイトの「FLAC 1.1.2 for Windows (tools only)」などから入手できます。 ・Monkey's Audioのエンコード・デコードを行う場合、  同フォルダにMAC.exeが必要です。  >> http://www.monkeysaudio.com/download.html  このサイトの「Monkey's Audio 3.99」などから入手できます。  インストール先(例:C:\Program Files\Monkey's Audio)に入っています。 ・音楽CDのリッピングを行う場合、  同フォルダにakrip32.dllが必要です。  >> http://akrip.sourceforge.net/download.html  このサイトの「akrip-dll-20010913.zip」などから入手できます。 上のURLは、2006年10月現在のものです。 全てのファイルを用意する必要はありません。 また、まったくファイルを用意していない状態でも、 MIDIの録音、WAVEから5.1ch WAVEへの変換は可能です。 レジストリには書き込みませんので、 アンインストールはファイルを削除するだけです。 ソフト説明 〜 大きな流れ 〜 まず、ファイルをウィンドウへのドラッグ&ドロップ、 もしくは「+追加」ボタンを利用して、 変換したい音楽ファイルをリストに登録します。 次に、出力先フォルダや出力形式・変換設定など、 必要に応じて設定を変更します。 最後に「選択した一曲を変換」もしくは「登録した全曲を変換」ボタンで、 変換を開始させ、終了するまで待ちます。 元の音楽ファイルの形式や出力形式によっては、 黒いウィンドウが表示され変換されます。 変換を中断させるには、右上の×ボタンは利用せずに、 preLIFE 3.0上の「キャンセル」ボタンを利用してください。 ×ボタンで中断させても、続けて次の曲が変換されてしまいます。 〜 ボタン説明 〜 +追加 :ファイル追加 CD :CD-DAファイル追加(音楽CDの取り込み) −クリア:リストで選択した一曲をクリア 全クリア:リストに登録した全曲をクリア ソート :ファイル名でソート(大文字→小文字の順) ♪再生 :リストで選択した一曲を再生(再生中の場合は停止) ?詳細 :このソフトについて(リストを選択している場合はファイル情報) 基本的に、wav, mp3, wma, mid, cdaのみの再生に対応しています。 これ以外のファイル形式を再生させる場合には、 対応のDirectShow Filterをそれぞれ導入してください。 ソートは再起呼び出しによるクイックソートを実装させています。 〜 出力先フォルダ 〜 たとえば出力先フォルダで「new」のように指定すると、 入力ファイルと同じフォルダに「new」フォルダが作成され、 そのフォルダ内へ出力されます。 「ポータブルプレイヤー」ボタンは、HDDまたはフラッシュメモリのうち、 最後のドライブレターであるドライブを選択しているだけであり、 厳密にポータブルプレイヤーかどうかの判定はしていません。 一部のポータブルプレイヤーには対応していません。 一番上の「フォルダ階層を保つ」にチェックが入っていると、 必要に応じて出力先に新たなフォルダが作成されます。 複数のアルバム分の音楽ファイルを変換する場合に便利です。 〜 変 換 〜 変換はprelife3.logというログファイルを出力しながら行います。 外部プログラムへ送るコマンドが記録されるだけで、エラーは記録されません。 うまく変換されない場合の参考にしてください。 このファイルは削除しても構いません。 ログを出力したくない場合は、空のprelife3.logを作成してください。 〜 プログラム定義ファイル 〜 対応ファイルやプログラムは増やすことができます。 prelife3.iniをメモ帳等で開き、適宜追記してください。 [プログラム名]とするとエンコーダ、 []とするとデコーダとして扱われます。 プログラム名の最後に@を付加することで、 そのエンコーダがデフォルトとなります。 以下の内部定義プログラムも使用できます。 wma2wav:WMAのデコード cda2wav:音楽CDのリッピング mci2wav:MIDIなどのMCI録音 aac2wav:先頭パディングのあるAACのデコード(標準ではAAC未対応) 以下の内部フィルタも使用できます。 surround4wma:WMA用サラウンドWAVEファイル作成(標準) surround4ogg:OggVorbis用サラウンドWAVEファイル作成 MIDI録音時は予め音量やデバイスの選択が必要です。 Windowsのボリュームコントロール等をお使いください。 エンコーダはwav入力、デコーダはwav出力をサポートしなければなりません。 当ソフトで扱えるファイル形式(拡張子)は、 デコーダのinputより決定されます。 outputに複数の拡張子は記述できません。 (したがって、デコーダのoutputはwav固定になります。) %Slider:設定名[設定値1, 設定値2, ...]% は、エンコーダのみ一回だけ記述できます。 設定値の最後に@を付加するとデフォルト値になります。 %Slider:プロファイル[-b320 -q0, --abr 128]% のように複数のスイッチも指定できます。 作者サイトでは、より対応ファイル形式を増やした、 定義ファイルを公開しています。ぜひお試しください。 (ただし、サラウンド変換は未対応です。) 余  談 今年もまた締め切り直前の応募となりました・・・。 去年のHSPプログラムコンテスト2005では、 オーディオケーブルで文字通信を行うLocal Audio Networkを応募しました。 今年はこの高速フーリエ変換を用いた、 より高速通信が可能なバージョンを応募する予定でしたが、 予想通り処理速度が追いつかなかったため、 今回リアルタイム処理が必要のないサラウンド変換という形で応募します。 本当はリアルタイムでサラウンド音声出力できれば良いのですが。(^^; 謝  辞 このソフトはHot Soup Processor 3.0aで開発しており、 開発元のおにたまさんには感謝しています。 ONION software : http://www.onionsoft.net/ 更新履歴 build 061031 - 2006/10/31 ・FFTによるサラウンド変換の実装 ・設定ファイル(prelife3.cfg)に対応 ・内部定義プログラムの出力関連バグを修正 ・変換状況を最下部に表示するように ・ボタンの表示を分かりやすく ・入力と同じファイルへ出力しないように build 060719 - 2006/07/19 ・AACの先頭パディング除去に対応 ・CDリッピング時のCDチェックを緩めた build 060517 - 2006/05/17 ・音楽CDリッピングに対応 ・MCIでCDを再生できるように ・一部のエンコード・デコードを高速化 ・同フォルダへ出力できないバグ修正 ・連続デコードが省略されないバグ修正 build 060514 - 2006/05/14 ・MCIによる録音(mci2wav)に対応 build 060505 - 2006/05/05 ・タグの引継ぎ(ID3タグ入力のみ)に対応 ・アイコンへのファイルドロップに対応 ・同じファイルの連続デコードを省略 ・ログファイルを出力しない機能 ・うまくキャンセルされないバグ修正 ・変換中にドロップできるバグ修正 build 060409 - 2006/04/09 ・デフォルトエンコーダを指定可能に ・レイアウトを若干変更 ・出力名を指定できないエンコーダに対応 ・WMAデコードのフォルダ関連バグを修正 ・変換設定で@も表示されるバグを修正 ・変換時に再生が止まらないバグを修正 build 060404 - 2006/04/04 ・フォルダ階層を保つオプション付加 ・出力先フォルダを開くボタン ・最大プログラム数を32から64に増加 ・ファイル再生をMCIに変更 ・変換設定での誤表示バグを修正 ・デコードのフォルダ関連バグを修正 ・デコードの拡張子判定を厳密化 build 060401 - 2006/04/01 ・完成 - 2004/12/01 ・作成開始 Copyright(C) 2004-2006 K5, All Rights Reserved.