・ゲームのルール
このゲームでは自分の手札を駆使して相手より早く自分のキャラクターの所持する「本」の「結末」を読むことを目的とします。ここでいう「結末」とは各キャラクターの「本」に設定された特定のページから先にある、「本」の終わりまでのページ群を指します。

 

・各種ゲームシステム

 

1.「本」

各キャラクターは個別の本を持ち、それぞれ激しく個性的な特性を持っています。本の特性がそのままキャラクターの特性といってしまっても過言ではありません。また同じキャラクターを使っている限り本の特性に変化はありえません。

おのおのの本はその本の中のある決まったページを読むことで特殊な効果を発揮します。その効果で自分をサポートしたり相手を妨害したりしてにやけた顔になれます。先ずは各キャラクターの本の特性をつかむことがこのゲーム上達の鍵になります。

 

2.このゲームで使用されるカードについて

このゲームで使用されるカードは基本的にはたったの4種類です。

*リードカード

赤いカードで、本を1ページ読むことができます。読んだページに特殊効果が設定されていればその効果を発揮します。また背景の色が赤いターンに使用すればEXポイントを2点増やせます。それ以外のときに使用すれば1点消耗します。

*サーチ10カード

青いカードで、本を10ページめくることができます。あくまでもめくるだけであって読めるわけではありません。単純にページを10ページ増やすだけなのです。背景の色が青いターンにつかえばEXポイントを2点増やせますがそれ以外の色のターンなら1点消耗してしまいます。

*サーチ100カード

緑色のカードで、本をを100ページめくることができます。サーチ10の100ページ版です。例によって背景色がカードと同じ色ならEXポイントを2点増やすし、ちがうなら1点減らします。

*ブックマークカード

黄色のカードで現在のページにブックマーク(しおり)を作成します。ブックマークを作成しておけば気絶からの復帰時にブックマークしたページから再開できます。基本的には気絶したときの保険です。転ばぬ先の杖。ちなみに背景の色が黄色くなることはありません。残念。EXポイントには何の影響を及ぼさないので割と気楽に使えますが、うまく使えば戦略的に優位に立てます。

 

3.「結末」

全ての本には結末が設定されています。このゲームでの結末とは本のあるページから最後のページまでにあたる特定のページ群です。この特定のページ群を全て読みきればあなたの勝利となります。

単純明快が売りのこのゲームで一番ややこしい部分ですので具体例を以下に提示します

*具体例

本作品主人公「詠 ススム(よみ すすむ)」君の場合。

結末は245ページから250ページ

先ずサーチ100を二枚、サーチ10を4枚、リードを4枚使用して244ページになるようにページを調整します。もちろんサーチ100の代わりにサーチ10を10枚使ったってかまいませんしリードカード244枚をがんばって使ってもかまいません。とにかく244ぺーじまでたどりついたらリードカードを使って245ページを読みます。すると本の結末がスタートし、以降何らかの効果でページが結末以外の場所になってしまわない限り「結末モード」に移行します。

結末モードではリードカード以外のカードは効果を発揮しません(ただし使用したことによるカードの消耗及びEXポイントの増減は存在します)。この状態で結末ページのページのぶんだけリードカードを使えばあなたの勝ちとなります。今の場合だと、245pを読んだ後、リードカードを合計5枚利用して246〜250pの全てを読破すればよいわけです。

4.EXポイント

このゲームで最も重要なファクターのひとつにEXポイントがあります。これはCP表示の下に表示されているポイントでこの値の増減を上手にコントロールすることがゲームを有利に進める上で必須です。ゲーム開始時に先攻側には5点、後攻側には10点が与えられ、基本的にはリード、サーチ10及び100のカードを使用するたびに1点づつ減少します。ありていに言えばブックマーク以外のカードは使用に際してEXポイントを1点消耗するわけです。ですがこの時、ゲーム画面の背景の色と使用したカードの色が一致していた場合、EXポイントが減少する代わりに2点増加します。ゲームの背景は毎ターン赤、青、緑のどれかの色に変化するのでその場その場にあわせたカードの使用でEXポイントを効率よく操作できます。EXポイントの上限は20で下限は0となっており、その範囲を超えての増減はしません。なお、EXポイントが0になってもカードが使えなくなることはありませんが、EXポイントが減少するにつれて手札上限枚数が減少していくので注意が必要です。またEXポイントは対戦相手を気絶状態に追い込むことで20点まで一気に増加し逆に、気絶状態になることで0になってしまいます。

5.手札上限に関して詳しく

手札上限はEXポイントがそれぞれ
0ならば2枚
1〜4なら3枚
5〜9なら4枚
10〜19なら5枚
20で6枚となります。

手札は手札上限まで使用することができ毎ターンの開始時に手札上限までカードが補充されますのでEXポイントを多い状態で保持することでカードをたくさん使用できます。これはすこぶる有利です。また、所持手札枚数より手札上限が下回ってもカードを破棄されることはありません。

6.EXカードに関して

このゲームで最大の例外事項です。デックには組み込まれず手札とは別に保持され、EXポイントが10点以上あるときのみ使用するかどうかを問われます。

各ターンの最後に、対戦相手に秘密で設置しておけば対戦相手の行動が決定された直後、行動が開始する直前にその効果が発揮するまったく持ってひどいカードです。まったく持ってひどいカードなのでEXポイントを10点も消耗してしまいます。まったくもってひどいです。本当はたくさん種類があったりしますが今回は体験版なので3種類だけです。これもまたひどいことです。

*CP+3カード
CPを3点回復します。

*RBM(リードブックマーク)カードブックマークしてあるページを読みます。現在のページがブックマークしてあるページになります。このカードは「結末」を読んでいる間には効果を発揮しません。

*ALL・R(オールリード)カード対戦相手のそのターンに使用された手札が全てリードカードになります。クリティカルに効果が発揮されると溜まったものではありません。